予備試験無双

令和2年予備試験合格(短答・論文・口述全て二桁前半の順位)

予備試験論文の成績(ざっくり)・口述対策

 こんばんは、アポロです。先ほど予備試験論文の成績が届きました。

 ざっくり言うと、Aが5個、Bが2個、Cが1個、Eが1個で、2桁前半の順位でした。短答に引き続き、論文も2桁前半で合格できました。

 ここまで順位が良いのは、流石に予想外でした。嬉しかったので、同じく論文に受かった友達に報告したら、1桁順位の成績が送られてきました笑。自分との点数差も大きいし、完敗でした。自分もまだまだ実力不足です。危うく口述前に天狗になるところでした、ありがとう。

 各科目の成績についての分析は、口述受験後又は最終合格後にやるつもりです。私は応用的な部分をほとんど間違えた上に、実質0点の設問も多いので、本当に知識と事実認定で稼ぎました。普通の予備校講師・合格者と全く違う目線で問題を解いていると思うので、面白い記事が書けると思います。

 

 さて、口述対策についてですが、ここ1週間は、模試を受けたり、口述合格者・口述受験者と毎日練習しています。模試でも練習でも褒められることは多いのですが、少しのミスが大失敗に繋がりかねない恐ろしい試験だと感じています。個人的にこれまで指摘された点は、以下の通りです。

 

 ・質問には端的に答える(二択で迷っても結論ファースト)

 ・わからなくても何か話す(「わからないです」はもったいない)

 ・余計なことは話さない(聞かれてもないのに「定義はわからないのですが〜」等)

 ・聞き返されたら何でも撤回するのは良くない(自信がある部分は維持することも大切)

 ・事案を超集中して聞く(事情を付け足したり、知っている判例に引きつけたりしない)

 ・目立つ言い回し・強調している箇所・キーワードには意味があるので、敏感に察知する

 ・主観的構成要件(故意・不法領得の意思)も忘れない

 ・刑の不均衡について突っ込まれた場合、「量刑上考慮すれば足りる」は便利

 ・自信がある部分は条文まで言っても良い

 ・「請求の原因」と「請求の趣旨」との聞き間違いに注意

 

 また、不合格者の口述再現を沢山読んだところ、やはり不合格者の問答には一定のパターンがあると感じました。簡単に言うと、「基本的な質問に詰まった上に、結論を間違えるということを、複数回繰り返す」ことだと思いました。これさえ回避できればまず落ちないはずです。言い換えれば、「応用的な質問には詰まっても良いし、仮に基本的な質問に詰まっても誘導で正解に辿り着ければ良いし、仮に基本的な質問で間違えても1〜2回なら問題ない」ということになると思います。ここで言う基本的な質問とは、やはり要件事実と構成要件です。そこさえ間違えなければまず落ちません。当日のパフォーマンス次第で合否が決まるのは当然ですが、事前準備の段階でも合否はある程度決まっているという印象です。今日もこの後、同じく口述を受験する優秀な後輩ちゃんと練習します。基本的事項のインプットとアウトプットを毎日繰り返し、口述も2桁前半の順位で合格します!