予備試験無双

令和2年予備試験合格(短答・論文・口述全て二桁前半の順位)

短答のまとめノートを公開します

第1 持ち物

 受験票、受験バーコードシール、鉛筆、鉛筆削り、消しゴム複数、判例六法、時計、水、キットカット、おにぎり×2、目薬、メガネ、コンタクト、汗拭きシート、マスク、上着

 

第2 テクニック

・解き方

順番に解いていく悩んだら飛ばす)

飛ばした問題を落ち着いて解く

マークミス等の凡ミスがないか確認

一周目で丸つけた怪しい問題を解き直す

自信のない選択肢を含む問題を解き直す

・マークミスに注意!こまめに確認!しつこく確認!特に問題を飛ばした時は要注意!

・凡ミスに要注意!特に刑法と刑事訴訟法!(「正しいもの」→○、「誤っているもの」→×)

・自信のない・解いていない問題は問題番号を囲む

・「絶対に」「必ず」「例外なく」「矛盾する」→不正解の確率が高い

・「原則として」「○○すれば○○になる」「○○となる場合がある」→正解の確率が高い

 

第3 内容

1 民法

不在者が管理人置かない→利害関係人or検察官の請求で家裁が必要な処分を命じる

・永小作人は不可抗力で損失受けても小作料の免除や減額請求できない

・不動産工事の先取特権→工事を始める前に登記

・詐害行為取消による価額償還→賠償額は事実審口頭弁論終結時を基準として算定

・連帯債務者に資力ない者いる&求償者と他の資力ある者が負担部分ない→分割して負担

・債務者と引受人で併存的債務引受→債権者が引受人に承諾した時に効力生じる

・供託は債務の履行地の供託所でする

・弁済期の定めのない債権を自働債権→相殺可能(催告・履行遅滞は不要)

・不動産の贈与→所有権移転登記→履行終了(引渡しの有無を問わない)

・定期贈与→贈与者or受贈者の死亡→×

・被用者の失火に重過失→使用者は選任・監督に重過失なくても責任負う

不適法な婚姻→各当事者・親族・検察官から家裁に取消請求できる

・認知の判決確定→第三者効→反対の事実を主張して認知無効の訴えを提起できない

・子が父or母と氏違う→子が家裁の許可得て届出→父or母の氏を称することができる

・自己又は配偶者の直系卑族である未成年者を養子とする縁組→家裁の許可不要

・離縁の届出が成年の証人の署名を欠く書面によってなされたが、誤って受理→有効

成年後見人の指定なし→未成年被後見人or親族or利害関係人の請求→家裁が選任

・廃除され得るのは遺留分を有する推定相続人

成年被後見人が事理弁識能力を一時回復した時の遺言→医師2人以上の立会いが必要

遺留分で受遺者が複数→後の贈与に係る受遺者から前の贈与に係る受遺者が負担

2 商法

代表取締役の退任登記後にその者が会社代表者として取引→民法112条適用の余地なし

・商人間の売買で受領拒絶か受領不可能→売主は供託か競売できる(裁判所の許可不要)

・商人間の売買で買主が解除→売主の費用で保管か供託

・設立費用が定款に記載され創立総会で承認→会社が負担して発起人は負担しない

発起人等の不足額支払義務

①発起設立

 検査役の調査受けた、又は、注意を怠らなかったことを証明

 →発起人と設立時取締役は義務を負わない(現物出資者と財産の譲渡人は義務を負う)

②募集設立

 検査役の調査を受けた→上記義務を負わない(無過失責任)

・会社不成立→発起人(×設立時取締役、×株式引受人)の連帯責任(無過失責任)

新株予約権者となるのは割当日

新株予約権の消却or行使不可→消滅

取締役会設置会社株主総会招集通知→書面or電磁的方法

機関の設置

取締役会設置会社監査役を置く(ただし非公開の会計参与設置会社では不要)

②会計監査人設置会社は監査役を置く

③監査等委員会設置会社と指名委員会等設置会社は会計監査人を置く

④大会社かつ公開会社→監査役会・会計監査人を置く

(ただし監査等委員会設置会社と指名委員会等設置会社では不可)

⑤大会社かつ非公開会社→会計監査人を置く

・監査等委員会設置会社の取締役の任期は1年(ただし監査等委員である取締役は2年)

監査役会設置会社・監査等委員会設置会社・指名委員会等設置会社→株主の役会招集不可

・取締役が6人以上かつ1人以上が社外取締役→特別取締役を置ける

・会計監査人が取締役の不正行為を発見→監査役に報告

・会計監査人の報酬は、監査役の同意を得て、取締役が定める

・監査等委員会→会計監査人の選任及び解任に関する議案の内容を決定(株主総会で選任)

取締役会設置会社→総会招集通知→計算書類・事業報告・監査報告・会計監査報告を提供

・純資産額(×資本金)が300万円を下回る→剰余金の配当できない

・裁量棄却ができるのは、招集の手続又は決議の方法が法令又は定款に違反する場合のみ

持分会社の社員の加入は、当該社員に係る定款の変更をした時に、その効力を生ずる

・受取人の記載のない白地手形が引渡しによって譲渡→17条適用

・不当補充の悪意重過失の立証責任は、振出人にある

・変造前の文言の立証責任は、所持人にある

時効期間

約束手形の振出人に対する債権→満期の日から3年

②遡求権→拒絶証書作成の日から1年(作成免除の時は満期の日から1年)

③再遡求権→手形受戻しの日or後者から償還の訴えを受けた日から6ヶ月

*支払猶予の特約→猶予期間が満了した時から消滅時効は進行

3 民訴

・第一審裁判所で当事者の申立て及び相手方の同意→必要的移送

・審理の計画→争点整理の時期、尋問の時期、口頭弁論終結及び判決言渡しの時期を定める

・書面による準備手続は、裁判長が行う(高裁では受命裁判官に行わせることができる)

・裁判所は、訴訟の継続中に限り、職権で、証拠保全の決定をすることができる

・当事者が文書提出命令に従わない→記載に関する相手方の主張を真実と認める

(他の証拠による証明が著しく困難→事実に関する相手方の主張を真実と認める)

・裁判官が代わった→当事者は従前の口頭弁論の結果を陳述

・単独の裁判官or過半数の裁判官が代わった→当事者の申出→前に尋問した証人の尋問

・簡裁は、証人尋問・当事者尋問・鑑定人意見陳述に代え、書面の提出させること可能

・上告が不適法&その不備を補正することができない→原裁判所は、決定で、上告を却下

・特別上告→憲法解釈の誤りor憲法違反を理由とする場合のみ

・手形訴訟→証拠調べは書証に限定

4 憲法

・未決拘禁者の閲読の自由→障害が生ずる相当の蓋然性&必要かつ合理的な範囲→制限

・書留郵便物について、故意又は重大な過失まで免責又は責任制限→違憲無効

・外国旅行の自由→22条2項の「外国に移住する自由」によって保障

5 行政法

・「命令等」=法律に基づく命令と規則、審査基準、処分基準、行政指導指針(×行政計画)

・行政庁は、申請者の求めに応じ、申請に係る審査の進行状況を示すよう努める

・即時強制→自発的な退去に応じない・やむを得ない→必要最小限度の強制力を用い得る

・処分又は裁決の審査請求があったときの出訴期間=知った日から6ヶ月、裁決から1年

・指定確認検査機関の確認権限ある建築主事いる地方公共団体→行訴21Ⅰの「公共団体」

裁決を命ずることを求める義務付けの訴え→処分の取消・無効確認できないこと必要

・民衆訴訟と機関訴訟は、法律に定める場合に、法律に定める者に限り、提起できる

6 刑法

必要的減免と任意的減免→早慶、中、高従え、不死身釈迦

「罰しない」=早:心神喪失、慶:刑事未成年

「必要的減免」=中:中止犯

「必要的減軽」=高:心神耗弱、従え:従犯(身の代金目的略取等の犯人による解放)

「任意的減軽」=不:法律の不知、死:自主、身:未遂犯、釈迦:酌量

*過剰防衛・過剰避難=「任意的減免」、親族の犯人蔵匿等・証拠隠滅等=「任意的免除」、

・教唆者が被教唆者と共に教唆に係る犯罪を実行→正犯の単純一罪が成立

・あっせん収賄=不正な行為をさせ又は相当の行為をさせないようにあっせん

・逮捕と監禁=包括一罪

・公務員の名誉毀損→真実性の証明さえあれば罰しない(公共性と公益目的は擬制される)

・債権の譲渡人が譲渡通知前に債務者から弁済として受領した金銭を勝手に費消→横領

・質権者から質物の保管を委託された者が所有者に交付→背任

・262条「自己の物であっても、差押えを受け、物権を負担し、賃貸し、又は配偶者居住権が設定されたものを損壊し、又は傷害したときは、前三条の例による。」

7 刑事訴訟法

・勾留状発付&貧困等→請求→国選弁護人(請求自体は勾留請求されていれば可能)

・軽微犯罪の勾留→住居不定の場合のみ可能

・(検証・鑑定としての)身体検査→直接強制○

・受訴裁判所内で受命裁判官が証人尋問→違法(ただし異議なければ瑕疵は治癒)

・逮捕された被疑者に弁解の機会を与える等するのは司法警察員(×巡査)

・私人による現行犯逮捕→検察官か司法警察職員に引き渡す(×事務官)

・身体検査令状の請求権者=検察官・検察事務官司法警察員(×巡査)

・代行検視ができるのは、検察事務官司法警察員(×巡査)

・裁判官は、公判期日前の証人尋問に、被告人・被疑者・弁護人を立ち合わせること可能

収賄の共同正犯の訴因→贈賄の共同正犯を認定=訴因変更が必要

・被告人の当該事件の公判準備又は公判期日における供述録取書→任意なら証拠にできる

免訴判決事由→「駆け落ちごめん」

か→確定判決、け→刑の廃止、お→恩赦、ち→時効の完成

公訴棄却判決→「里にて判決!」

さ→裁判権の不存在、と→取消し後の再訴事由の不存在、に→二重起訴、て→手続の違法

・公訴棄却決定→上記以外

・判決書は必ずしも判決宣告時に作成されていることを要しない

・略式→簡易裁判所、軽微事件(100万円以下の罰金又は科料、×懲役刑)

・簡易→被告が有罪と認めている

・即決→軽微明白(懲役又は禁錮の言渡し→全部の執行猶予)

・上訴の放棄or取下→書面による被告人の同意が必要

・原判決を破棄→差戻し又は移送が原則だが、直ちに判決できるなら自判も可能

・重大な事実誤認&著しく正義に反する→上告審は判決で原判決を破棄できる

8 一般教養

・選択チェックボックスにマークする!

・解き方

英語

・英語力ではなく論理的思考力が問われていることを強く意識する

前提知識を要する問題(前提知識あり)

・基本的にないと思った方がいい(あったらラッキー程度)

前提知識を要さない問題

・論理問題や国語の問題(3問くらいあるはず)

・絶対に落としてはいけない→1問に10分以上かけてでも正解を出す

前提知識を要する問題(前提知識なし)

・問題文の立て付けから現場で考えることができる問題を探す

=ルールが提示されている問題、選択肢中に一般常識に照らして明らかな誤りを含む問題

・選択肢の絞り込みで期待値を高める→二択に持ち込む問題を探し出す

・世界史、政経、地学基礎、化学、経済は二択に持ち込みやすい

abc-sakana.com

↑一般教養については上記記事を大いに参考にしたので、こちらも併せて読んで下さい。

司法試験の結果等

 お久しぶりです。前提として、司法試験には合格していました。そして、今日は司法試験の成績が届いたので、まずはそれについて書きます。あと、この前TOEFLを初めて受験したので、その結果についても書きます。

 

 

 まず、司法試験の成績をざっくり書きます。

 

 ・公法…45位くらい(憲法A、行政A)

 ・民事…90位くらい(民法A、商法A、民訴A)

 ・刑事…700位くらい(刑法C、刑訴A)

 ・経済…15位くらい

 ・短答…二桁前半

 ・論文…二桁後半

 ・総合…二桁後半

 

 予想通りすぎる上に、今さら反省することもないので、書くことがないです…。強いて言うなら刑法が予想よりも悪かったですが、Cまでは覚悟していたので特に驚きませんでした。予備論文に引き続き、ざっくばれんには負けました笑。自分が何を答案に書いたか気になる方は、「司法試験の予想評価・雑感等」という記事を読んでみて下さい。

 

 

 次に、TOEFLの結果を載せます。

 

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目標の100には届きませんでした…。

 

 反省としては、以下の通りです。

・readingは、語彙力不足に加えて、圧倒的に演習量が足りなかった。「readingは得意」という意識は捨てる。

・listeningは、それなりに演習したので、本番もそれなりの点数が出た。基本的なlistening力を底上げした上でTOEFLの演習を積めば、もう少し伸びそう。

・speakingは、予想通りの結果。23の壁にぶち当たったので、ここからが大変。基本的なspeaking力を劇的に上げない限りこれ以上伸びない気がするので、コスパは悪そう。

・writingは、independentでかなり失敗した割には点数が良かった。調子が良ければ28くらいまで届きそう。

・総じて、根本的な英語力が足りない。次回(4〜5年後)は110(R27、L29、S26、W28)を目指す。

 

 得意だと思っていたreadingで失敗したのが敗因です。悔しいので、語彙力強化も兼ねて来月の英検1級を受けることにしました。単語を勉強した上で先ほど初めて過去問を解いてみたのですが、合格点は余裕で超えたので、油断しなければ普通に受かると思います。また、来月にTOEIC満点も取ることにしました。最近のTOEICは昔より難しいらしいので不安ですが、とりあえず挑戦してみます。いずれも「今さらそんな資格を取る実益がない」と言われてしまえばそれまでですが、英語の勉強それ自体が楽しいので、とりあえずこれらを目標に頑張ります。また、資格勉強の時間以外も基本的にずっと英語に触れているので、留学直後より英語力は伸びている気がします。

 

 

 こんな感じですかね〜。司法試験の成績は結構正確に予想できたので、予備論文で再現答案を評価した方々(特に「これなら合格してる!」と言った方々)の成績も、正確だと嬉しいです。個人的に今一番不安なのは、司法修習の配属先です笑。第一志望は東京で出しましたが、どこに配属されようとその土地を精一杯楽しもうと思います。もし司法修習その他で私(らしき人物)と出会うことがあれば、是非声を掛けて下さい!ちなみに愛犬は元気です!では、また何かの機会に更新するかもしれませんが、とりあえずさようなら!!

Twitter、ブログを辞めようと思います(愛犬の容態について追記しました)

 こんばんは。今日は、Twitter・ブログを辞めることについて書きます。

 前提として、先ほどTwitterのアカウントを消しました。30日以内であれば復活可能ですが、多分このまま放置してあのアカウントは本当に消えます。また、このブログも遅かれ早かれ消えます。以下、それらの理由について書きます。

 第一に、自分の時間をこれらに使いすぎたことが挙げられます。受験生時代は自分のアウトプットの場として活用していましたが、司法試験が終わってからは特に更新する理由はありませんでした。それでも、皆さんの質問に答えたり、自分の考えを発信するのが楽しかったので、今日まで沢山ツイート・ブログ更新をしてきました。ただ、自分の性格的に「何かをテキトーにやる」ということができないので、常に質問箱・Twitterをチェックする癖がついてしまい、Twitterに軽く依存していました。貴重な時間の多くをTwitterに使うのは将来後悔しそうだと思ったので、この辺で切り上げることにしました。

 第二に、Twitterにうんざりしたことが挙げられます。フォロワーが増えるにつれて、趣旨がよくわからない質問が増え、自分のツイートがよくわからない解釈をされることも増えました。また、最近は特定のアカウントに色々言われることも増えました。確かに、これも含めてTwitterですし、自分が絶対的に正しいわけでもないので、これは仕方ないことです。しかし、これらのせいで、フォロワーが少なかった時のように純粋に楽しむことができなくなりました。元々楽しいからやっていたのに、気付いたら細かい言い回しに気を付ける等の「義務」が発生していたことにうんざりしてしまい、Twitterをやっている意味がわからなくなりました。

 第三に、自分の愛犬(アポロ)が死にかけていることが挙げられます。ご存知の方も多いかもしれませんが、アポロという名前は愛犬から取っています。ブログを始めた当初から、万が一彼が死んだらブログも消すつもりでした。彼は人間でいう70歳くらいの年齢ですが、最近までは本当に元気でした。ただ、一緒に住んでる家族曰く、2週間前から急にボケが進行し、1週間前には倒れて入院したとのことです。明日一時的に退院できるそうですが、先は長くないらしいです。とりあえず、明日朝イチの便で帰省して彼に会います。私のことを認識できるかわかりませんが、最後に会えないまま死なれては困るので、会いに行きます。

 こういうことが重なったので、とりあえずTwitterは消すことにしました。大学を卒業してからどこか寂しくて始めたTwitterでしたが、思ったよりも楽しかったです。自分と関わってくれた人、全員に感謝しています。フォローしてくれた人・ポジティブなことを言ってくれた人はもちろん、自分を批判してくれた人にも感謝しています。とても勉強になりました。また、調子に乗ってるこんなブログにも関わらず記事を読んでくれた人・コメントをくれた人にも感謝しています。

 2021年はまだ折り返したばかりですが、もう既に今年は色んなことがありました。1月の口述直前には中学時代の親友が自殺しました。2月には予備試験に合格しました。3月には大学を卒業しました。5月には司法試験を受験して内定も頂きました。そして、遅かれ早かれ愛犬がこの世を去り、9月には司法試験に合格するはずです。9月までアポロが生きてたら、このブログで司法試験やTOEFLの成績を報告できるかもしれません。オリンピックの開会式を観ながら、随分と長文を書いてしまいました…。

 このブログが消えたら、アポロは死んだと思って下さい。今までありがとうございました。

 

追記:2021年7月30日】愛犬が奇跡的な回復を見せました!

 数日前に帰省して愛犬に会いに行きました。帰省当日の朝に担当医から連絡があり、無事に退院できると言われました。そして病院に迎えに行ったのですが、担当医からは「脳に何らかの障害がある可能性が高いが、検査には全身麻酔が必要で体に大きな負担が掛かるので、とりあえずは様子を見るしかない」と言われました。実際、アポロはボケている様子で、私や他の家族のことを全く認識していませんでした。久しぶりに会ったのに、まるで他人かのようなリアクションをされたのです。いつも帰省すると尻尾を振って大喜びしていたので、この反応を見た時は「もう二度と昔のアポロには会えない」という現実に直面し、言葉にできないぐらい悲しかったです。家まで車に乗せて帰ったのですが、自分の家の存在も認識しておらず、自分から家に入ろうとしませんでした。何とか誘導しても、今まで普通に上れた玄関の階段も上れず、抱っこして家の中に連れて行きました。しかし、家に入ってから少しすると、奇跡が起きました。こちらを見て、尻尾を振り始めたのです。そして、甘えてきたのです。私達を見る目もいつものように戻り、急に昔のアポロが帰ってきたのです。この瞬間に、涙が溢れてきました。アポロは一瞬で全てを思い出したようでした。おそらく、久しぶりに帰省した私や姉に会ったこと・いつもの家に戻ったことなどが重なり、脳が刺激されたのだと思います。それからは食欲も回復し、いつも通り吠えるようになりました。しかも、2日後には自分で階段を上れるまでに回復しました。歩くのは少し遅いですが、これは年齢(現在11歳6ヶ月)によるものなので仕方ありません。薬の効果もあり、順調すぎるくらいの回復を見せたので、安心して東京に帰ってきました。そして、今日は退院してから初めて病院に行ったところ、担当医にも「物凄く元気になった」と驚かれたそうです。これが私や姉が急遽会いに行ったおかげかはわかりませんが、私は人間と動物の奇跡みたいなものだと思っています。とにかく、会いに行って良かったです。10日後にまた帰省するので、その時は今より元気になっていてほしいです。愛犬の容態を気遣うメールやコメントをくれた方々、本当にありがとうございました。以上、アポロはもう少し長生きできそうだという報告でした。

令和3年予備試験民事訴訟法

 令和3年予備試験民事訴訟法の答案構成をしたので、私の雑感について書きます。

 受験生のリアルな悩みを体験するため、私はこれを先入観が一切ない状態で解きました。また、このブログを書いてる現時点においても、何の文献も参照していません。しかも、私が法律の問題を解くのは2ヶ月ぶりです。そのため、以下の内容は多分に誤りを含んでいる可能性があります。その点はご了承下さい。

 そもそも、これは正解筋の解説というよりは、「予備合格者でもこんなもんか」と知ってもらい、安心してもらうための企画です。私自身、令和2年予備論文ではいくつかの設問で解答筋を大きく外しました。そのため、今回もいくつかの設問で解答筋を大きく外している可能性があります。なので、以下の内容はあくまで参考程度に読んで下さい。

 

 

〜答案構成〜

 

第1 設問1(1)

 1 136○、38○

 2 民法423の5○

 3 ○

第2 設問1(2)

 1 47Ⅰ→片面的独立当事者参加も○

 2 142?

 (1) 規範(合一確定されるので問題ない)

 (2) ○

 3 民法423の5→当事者適格も問題ない

 4 法律上非両立?

 (1) 請求の趣旨レベルで非両立なら○

 (2) YのXに対する債務不存在確認請求・XのZに対する所有権移転登記請求は両立する

 (3) 両立するので×

 5 ×

第3 設問2

 1 Y

 (1) 115Ⅰ②?

  ア 規範(代替的手続保障が及ぶ限り訴訟の結果を問わず第三債務者にも既判力及ぶ)

  イ 訴訟告知もされているしXが無権利者のような事情もない

 (2) ○

 2 A

 (1) 債権者代位訴訟の競合→Aにも既判力が及ばなければYを介して既判力が矛盾(115Ⅰ②)

 (2) 類似必要的共同訴訟と考えることで不都合性回避→反射的な効力でAにも既判力が及ぶ

 3 ○

(所要時間24分)

 

 

〜雑感〜

 

・難易度としては、例年と比べてもやや難しいと思う。

 

・設問1は、いずれの小問もよくわからなかった。設問2は、おそらく典型論点が問われていた。債権者代位訴訟は民法改正からしばらくは出ないと思っていたので、驚いた。

 

・設問1(1)については、本当にわからなかった。固有必要的共同訴訟か否かが問題になるのかと疑ったが、「固有必要的共同訴訟なら共同訴訟参加できる(できない)」みたいな話は聞いたことがないので、これは違うと思って書かなかった。結局、共同訴訟の客観的要件・主観的要件を簡単に検討して、一応民法423の5にも触れておいた(当事者適格)。ほとんど点数が入らない気がしているが、しばらく考えても全然閃かなかったし、複雑訴訟は苦手なので、まぁ仕方ない。予備試験の民訴、こういう問題が毎回出るから本当に難しい…。司法試験なら丁寧な誘導があるから、司法試験の方が圧倒的に簡単。

 

・設問1(2)については、とりあえず二重起訴・当事者適格を書けば良いと思う。問題は、法律上非両立か否か。YからZに対して請求がなされていないので、何と何を比較すべきなのかよくわからなかった。とりあえず、YのXに対する債務不存在確認請求・XのZに対する所有権移転登記請求を比較した。YのXに対する請求が認められればXにはZに対する請求の当事者適格がないことになるため、両立しないのではないかとも思った。ただ、仮にYのZに対する請求が定立されていたとしたら、それはXのZに対する請求と請求の趣旨レベルで両立する(Xは「Yに登記を移転せよ」としか言えない)。そして、YのZに対する請求の有無で結論が逆になるのはおかしいと考えたので、結論としては両立するとした。ただ、その結論を導く説得的な理由はよくわからなかった。

 

・設問2については、まずは115Ⅰ②でYにも既判力が及ぶことを論証し、その反射的な効力で類似必要的共同訴訟になりXにも既判力が及ぶという立場を取った(必要性ゴリ押しの学説)。これは旧司・予備H25に既出の論点なので、しっかり自説を書けないとまずいと思う。Yに訴訟告知がされていること・「本件判決の効力」と書かれていることから参加的効力を疑ったが、本件判決の効力がYに及ぶか否かの検討を踏まえるよう要求されていることからすれば、参加的効力は問題にならないと判断した。

 

・得点のポイントは、①設問1(2)では二重起訴・当事者適格・法律上非両立の論点を丁寧に検討すること、②設問2の典型論点でしっかり自説を展開すること、の2点である(と思う)。

 

・合否の分かれ目(C答案の基準)は、②ができていることを前提に、①の現場思考論点(法律上非両立)に食らいつけたかどうかだと思う。②さえできていれば、配点が3割とは言え、少なくともFはつかないと思う。これに加えて、設問1(1)でも一定レベルの論述ができれば、AやBがつくと思う。ここで言う「一定レベルの論述」は、正しい論述である必要は全くないが実質白紙みたいなレベルではないという意味である(私の答案構成は実質白紙レベルです)。

 

 

 こんな感じですかね〜。正直、商法に引き続き民訴も自信がないです。特に設問1(1)は大きく筋を外している可能性が高いです。何度も言いますが、あくまで勉強からしばらく離れた予備合格者が何も参照せずに自分の考えを書いてるだけなので、鵜呑みにはしないで下さい。おかしい記述もあると思いますが、これを題材に皆さん自身で考えてみて下さい。

令和3年予備試験商法

 令和3年予備試験商法の答案構成をしたので、私の雑感について書きます。

 受験生のリアルな悩みを体験するため、私はこれを先入観が一切ない状態で解きました。また、このブログを書いてる現時点においても、何の文献も参照していません。しかも、私が法律の問題を解くのは2ヶ月ぶりです。そのため、以下の内容は多分に誤りを含んでいる可能性があります。その点はご了承下さい。

 そもそも、これは正解筋の解説というよりは、「予備合格者でもこんなもんか」と知ってもらい、安心してもらうための企画です。私自身、令和2年予備論文ではいくつかの設問で解答筋を大きく外しました。そのため、今回もいくつかの設問で解答筋を大きく外している可能性があります。なので、以下の内容はあくまで参考程度に読んで下さい。

 

 

〜答案構成〜

 

第1 設問1

 1 354?

 (1) 「副社長」○

 (2) 「付した」?

  ア 代表取締役or取締役の過半数or大株主が知っていれば良い

  イ あてはめ(8割の株式を所有する元代表取締役Aが了承していた)

  ウ ○

 (3) 「善意」?

  ア 善意無重過失のこと(登記もあるので908Ⅰは問題にならない)

  イ あてはめ

  ウ ○

 2 ○

第2 設問2

 1 本件慰労金の返還請求の根拠=民法703(株主総会がないので会社法361Ⅰ①違反)

 2 Bの主張

 (1) 本件慰労金退職慰労金)は「報酬等」に当たらない

  ア 規範

  イ 「報酬等」に当たる

 (2) 株主総会がなくても本件内規に基づき大株主Aが自ら支給を依頼しているから問題ない

  ア 過半数の株主が賛成し、客観的公正の担保(一定の基準・株主にも推知可能・基準に基づく支給等)があれば、株主総会があったのと同視できるため、お手盛りの弊害防止という趣旨に反しない

  イ あてはめ

 (3) ○ 

(所要時間24分)

 

 

〜雑感〜

 

・難易度としては、例年と比べてもやや難しいと思う。

 

・設問1・設問2を通じて、何がメインで問われているのかよくわからなかった。明らかに分量が足りないので、おそらく何か重要な論点を落としている…。

 

・設問1については、354しか思いつかなかったし、争点は「付した」の要件くらいしかない。確か判例だと代表取締役or取締役の過半数が知っていればこれを満たすのだが、本問はいずれにも該当しない。ただ、8割の株式を所有する元代表取締役Aが明示的に了承して虚偽の登記まで作成している。会社の影の支配者とも言うべき存在がここまで加担していたのだから、これで354を否定するのは乙に酷だと考え、何とかこれを肯定する規範をでっちあげた。正直、全然自信がない。

 

・設問2については、本件慰労金の返還請求の根拠は民法703(株主総会がないので会社法361Ⅰ①違反)しかないと思った。Bの主張としては、まずはダメ元で「本件慰労金退職慰労金)は『報酬等』に当たらない」と言わせて、典型論点を貼って確実な得点を稼ぐ。次なるBの主張としては、「株主総会がなくても本件内規に基づき大株主Aが自ら支給を依頼しているから問題ない」というものくらいしか思いつかなかった。要は、「8割も株式を所有している人間が自ら依頼していたのだから、株主総会やっても結果変わらなかったよね」という一人会社的な発想。こんな考え方があり得るのか全くわからないが、逆にこれ以外思いつかなかった。本件内規に基づいているという事実も使いたかったので、規範段階で「客観的公正の担保」という要件も加えてみた。実際、結構めちゃくちゃな主張な気がするので、これくらい要件を加重するのは当然な気もする。

 

・総じて、出題趣旨がよくわからなかった。私が思いついたものは、「本来取締役がやるべきことを大株主(しかも元代表取締役)のような影の支配者がやったらどうする?」というテーマ。いずれの設問も共通してこの点が問題になる気がしたので、これがテーマだと信じたい。

 

・得点のポイントは、①設問1では354の要件を丁寧にあてはめること、②設問2では本問の特殊性に食らいつくこと、の2点である(と思う)。

 

・合否の分かれ目(C答案の基準)は、①ができていることを前提に、②に現場思考で食らいつけたかどうかだと思う。①さえできていれば、少なくともFはつかないと思う。これに加えて、②でも一定レベルの論述ができれば(正しい論述である必要は全くないが実質白紙みたいなレベルではないという意味)、AやBがつくと思う。

 

 

 こんな感じですかね〜。正直、今まで書いてきた科目の中で1番自信がないので、大きく筋を外している可能性がそれなりにある気がしてます。何度も言いますが、あくまで勉強からしばらく離れた予備合格者が何も参照せずに自分の考えを書いてるだけなので、鵜呑みにはしないで下さい。おかしい記述もあると思いますが、これを題材に皆さん自身で考えてみて下さい。

令和3年予備試験民法

 令和3年予備試験民法の答案構成をしたので、私の雑感について書きます。

 受験生のリアルな悩みを体験するため、私はこれを先入観が一切ない状態で解きました。また、このブログを書いてる現時点においても、何の文献も参照していません。しかも、私が法律の問題を解くのは2ヶ月ぶりです。そのため、以下の内容は多分に誤りを含んでいる可能性があります。その点はご了承下さい。

 そもそも、これは正解筋の解説というよりは、「予備合格者でもこんなもんか」と知ってもらい、安心してもらうための企画です。私自身、令和2年予備論文ではいくつかの設問で解答筋を大きく外しました。そのため、今回もいくつかの設問で解答筋を大きく外している可能性があります。なので、以下の内容はあくまで参考程度に読んで下さい。

 

 

〜答案構成〜

 

第1 設問1

 1 本件ワイン売買契約

 (1) A…542Ⅰ①

 (2) B…本件ワインを引き渡すことは可能なので未だ履行不能ではない

 (3) A…特定時は飲用に適する物だった以上、劣化したことで履行不能

 (4) ○

 2 本件賃貸借契約

 (1) A…542Ⅰ⑤

 (2) B…冷蔵倉庫甲の使用には何らの支障がなくなっているので債務不履行はない

 (3) A…本件ワイン売買契約が解除されるため密接に関連する本件賃貸借契約も解除できる

  ア 判例の規範

  イ あてはめ

  ウ ○

 (4) ○

第2 設問2(1)

 1 有効性(主張②)?

 (1) 何らかの形で特定されていれば特定としては十分(判例参照)

 (2) あてはめ(倉庫内丙にある全ての酒類を目的物として特定されている)

 (3) ○

 2 第三者に対抗(主張①)?

 (1) 占有改定でも対抗要件は具備される(そうしないと譲渡担保の意味がない)

 (2) あてはめ

 (3) ○

 3 ○

第3 設問2(2)

 1 所有権留保=所有権的構成=本件ウイスキーの所有権は未だDに帰属

 2 本件の集合動産譲渡担保に搬入された時点で当然にその目的となるわけではない

 3 本件ウイスキーの転売を承諾しているが、譲渡担保に供することは承諾してない

 4 ○(主張③)

(所要時間22分)

 

 

〜雑感〜

 

・難易度としては、例年と比べてもやや難しいと思う。

 

・設問1はそれほど難しくないが、設問2はかなり難しい。私は「集合動産譲渡担保と所有権留保の優劣」について論文を書いたことがあるが、それも2年以上前なので、ほとんど忘れてしまった。そのため、出題予想していた分野であるにも関わらず、全然自信がない笑。ましてやこれについて考えたことがない人は、現場でかなり焦ったと思う。まぁ、設問2はほとんどの受験生がまともなことを書けていないと思うので、ここで失敗しても気にする必要はないと思う。

 

・設問1については、本件ワイン売買契約の部分はあまり自信がない。特定とかの議論が絡みそうな気がしたが、自分の苦手分野なのでスルーした笑。とりあえず債務不履行の有無を争点にしておけば、債務不履行解除を認めた上で、本件賃貸借契約の典型論点に流すことができる。令和3年司法試験でも債務不履行の有無だけが争点になる設問が出題されたので、本件ワイン売買契約も同様だと信じたい。いずれにせよ、本件ワイン売買契約の解除は認められるはずである。そうすれば、本件賃貸借契約は「密接に関連する2つの契約の一方のみが解除された場合」の判例の規範を貼り、普通にあてはめれば終わりである。本件賃貸借契約についても、解除は認められるべき事案だと思う。

 

・設問2(1)については、「有効性→対抗要件」の順番で論じるべきなので、「主張②→主張①」の順番で論じるべきだと思う。判例・実務の考え方からしても、本件は対抗要件を具備した有効な集合動産譲渡担保だと思う。論点というより、短答知識の問題。

 

・設問2(2)については、めちゃくちゃ難しい。予備試験受験生にいきなり現場でこれを考えさせるのはかなり酷だと思う。私が受験生なら、とりあえずこの設問は飛ばして商法・民訴に時間を使い、余った時間でテキトーに書く。私は答案構成に書いたことくらいしか思いつかなかったが、こんな単純な議論ではなかった気もする。いずれにせよ、ここができなくても合否には全く影響しないと思われる。最悪のパターンは、この設問に時間をかけすぎてしまうこと。

 

・得点のポイントは、①設問1では典型論点の論証を丁寧に書き丁寧にあてはめること、②設問2(1)では有効性と対抗要件の議論をしっかり分けて短答知識から簡潔に書くこと、③設問2(2)では所有権留保の性質等から論理的に考えた自分なりの結論を導き出すこと、の3点である。

 

・合否の分かれ目(C答案の基準)は、①ができていることを前提に、②に短答知識で食らいつけたかどうかだと思う。①さえ拾えていれば、少なくともFはつかないと思う。これに加えて、③でも一定レベルの論述ができれば(正しい論述である必要は全くないが実質白紙みたいなレベルではないという意味)、AやBがつくと思う。

 

 

 こんな感じですかね〜。個人的に設問2(2)は過去最難関レベルの問題だと思うので、予想以上に評価が良い人が続出しそうな問題です。何度も言いますが、あくまで勉強からしばらく離れた予備合格者が何も参照せずに自分の考えを書いてるだけなので、鵜呑みにはしないで下さい。おかしい記述もあると思いますが、これを題材に皆さん自身で考えてみて下さい。

令和3年予備試験法律実務基礎科目(刑事)

 令和3年予備試験法律実務基礎科目(刑事)の答案構成をしたので、私の雑感について書きます。

 受験生のリアルな悩みを体験するため、私はこれを先入観が一切ない状態で解きました。また、このブログを書いてる現時点においても、何の文献も参照していません。しかも、私が法律の問題を解くのは2ヶ月ぶりです。そのため、以下の内容は多分に誤りを含んでいる可能性があります。その点はご了承下さい。

 そもそも、これは正解筋の解説というよりは、「予備合格者でもこんなもんか」と知ってもらい、安心してもらうための企画です。私自身、令和2年予備論文ではいくつかの設問で解答筋を大きく外しました。そのため、今回もいくつかの設問で解答筋を大きく外している可能性があります。なので、以下の内容はあくまで参考程度に読んで下さい。

 なお、法律実務基礎科目はある程度一義的な正解が存在する科目である以上、この記事の需要はあまりないと思われるので、本当に簡単な雑感だけ書きます。 

 

 

 

〜雑感〜

 

・難易度としては、例年と比べても簡単だと思う。

 

・設問1小問1については、疎明資料aで逃亡のおそれ・罪証隠滅のおそれといった勾留の理由がないことを主張しようとし、疎明資料bで勾留の必要性がないことを主張しようとしている。小問2については、前科があること等から逃亡のおそれが認められ、Vと面識があること・Wの利用する駐車場を知っていることから罪証隠滅のおそれが認められ、仕事内容も一従業員として事務や営業をするにすぎない(ワンマン経営者等に比べると代替性がある)ことから勾留の必要性が否定される程ではない、と裁判所は考えたということだと思う。

 

・設問2については、信用性が認められる証拠は全て使うくらいの気持ちで書く必要がある。これは書けば書くほど得点が伸びる設問なので、しっかりと時間と紙幅を割いて推認過程を丁寧に書きたい。

 

・設問3については、刑訴法157条の5第1項、同条2項、157条の6第1項3号のそれぞれの要件を検討した結果、157条の5第1項しか満たさないと検察官は考えたということだと思う。よって、「157条の5第1項の要件は満たすが同条2項と157条の6第1項3号の要件は満たさない」という結論が出るように、それぞれの条文の要件について丁寧に検討すれば良いだけだと思う。

 

・設問4については、前提として、検察官は刑訴規則199条の12第1項に基づいて許可を求めたことを指摘する必要がある。そして、同条2項・199条の10第2項や199条の11第2項を参照しつつ、証人尋問に関する規制の趣旨を探る。要は、「証拠調べが終わっていない書面等を証人に提示して供述内容に不当な影響を及ぼすことを防止する」という趣旨である。そこで、このような趣旨から本問を考えてみる。そもそも、④の書面については、Wによる現場指示説明部分は弁護人が不同意と言い、同意があった部分のみ証拠調べがされたにすぎない。そのため、Wの現場指示に基づいて記入された記号等をWに提示すると、供述内容に不当な影響を及ぼす可能性がある。よって、このような理由から裁判長は釈明を求めたという結論が出る。

 

 

 こんな感じですかね〜。今年の刑事実務は、時間的にも結構余裕がある気がしました。何度も言いますが、あくまで勉強からしばらく離れた予備合格者が何も参照せずに自分の考えを書いてるだけなので、鵜呑みにはしないで下さい。おかしい記述もあると思いますが、これを題材に皆さん自身で考えてみて下さい。