コンプリート論文答練 民事訴訟法 第5〜8問
こんにちは、アポロです。
『コンプリート論文答練 民事訴訟法 第5〜8問』の答案が返却されたので、その反省と今後の勉強の指針について書きます。
〜第5問…32点(推定B)〜
・民法上の組合の当事者能力については、問題の所在の示し方及び論証がやや雑だった
・確認の利益については、敷金返還請求権の方はほぼ完璧に書けたが、遺言無効確認の方は「事実上の期待を有する地位にあるにすぎない」等のキーワードを示せなかった
〜第6問…39点(推定A)〜
・500万円の立退料支払が更新拒絶の正当事由になることに気づかなかった
・権利抗弁か否かの認定を忘れた
〜第7問…32点(推定B)〜
・設問1は、参加的効力の当てはめを間違えた(「主債務の存在」を問題にすべきところを、「連帯保証契約を締結した事実」を問題にしてしまった)
・設問2は、訴訟告知の典型論点だったので、完璧に書けた
〜第8問…25点(推定D、書き直し)〜
・設問1は、控訴の利益の典型論点だったので、完璧に書けた
・設問2は、二重起訴が問題になることに気づかず、見当違いなこと書いてしまった。個人的に最判平成18年4月14日や二重起訴絡みの論点はめちゃくちゃ勉強したので、過去最大に悔しかった。これについては、商法の反省で書いたように、「論点を決めつけて問題を読むため、その読み方が雑」ということ等が原因。今回について具体的に言うと、「控訴審」という点に引っ張られすぎて、不利益変更禁止の原則等しか考えず、「反訴」等の事情をほぼ無視してしまった。「いくら勉強して知識があっても、本番で力を発揮できなければ意味がない」ということを痛感した
〜総括〜
・第6問以外は7割を切っており、全体的に良くない
・出題意図から大きく筋を外してしまうことがある、という自分の悪い癖が顕著に現れた(商法と同じ)
〜今後の勉強の指針〜
まず、アウトプット面での課題があることは商法と同様なので、直前答練及び本試験では第8問のような致命的ミスは絶対にしないようにします(行為規範・自問自答)。
次に、全体的に当てはめが微妙だったので、民訴についてはそこが課題です。ただ、「遺言無効確認の確認の利益」や「参加的効力(保証)」については、当てはめさえも規範と同じくらいの意識で理解・暗記すべき典型的なものだと思います。なので、そこに関しては、当てはめとはいえアウトプットではなくインプットレベルの問題かと思います。このような典型論点の典型的な当てはめまで正確に理解・暗記する意識が欠けていたので、そこを詰めていきます。
こんな感じですかね〜。全8問の平均が34点(推定B)で、商法と同じく、目標の35点(推定A)には1点届きませんでした。自称得意科目だっただけに、非常に悔しいです。全体的に空回りしている感が否めないので、上記の反省を活かし、改めて謙虚にこの科目と向き合っていこうと思います。
昨日でコンプリート論文答練も終了し、今日から短答onlyの勉強に切り替えます。次に論文を勉強するのは、自主ゼミを除けば、論文直前答練の奨学生試験前だと思います(刑法・民訴で受ける予定)。コンプリート論文答練は全額免除で受けれてかなりお得だったので、直前答練も全額免除もらえるよう頑張ります!