予備試験無双

令和2年予備試験合格(短答・論文・口述全て二桁前半の順位)

平成24年予備試験行政法

 こんにちは、アポロです。毎日過去問生活21日目、今日は平成24年予備試験行政法を解きました。

 実際に答案を書いたのは、10ヶ月ぶり2回目です。かかった時間は52分でした。

 

 

〜個人的な反省〜

・違反したのはAではなくCである、という主張を「事実誤認で裁量の逸脱濫用」と書いてしまった。本問の要件充足性の判断について裁量があるわけがないから、これは単純に「処分要件を満たさないから違法」というだけである。これは明らかに引っ掛け問題であり、まんまと引っ掛かってしまった。「実体法上の違法事由=裁量の逸脱濫用」という凝り固まった思考がこのようなミスを招いた原因である。このように、誤った思い込みがあると、思わぬミスをしてしまう。行政法に限らず、論点等の問題の所在を普段から丁寧に確認し、問題を解く前には「本当にその論点は出てくるのか」といった自問自答を繰り返していくことで、地道に改善していくしかない。

・乙市行政手続条例を当然のように適用したが、「本件処分は地方公共団体の機関による規則に基づく処分であるため、行政手続法は適用されず(行政手続法3条3項)、乙市行政手続条例が適用される。」という一文を書くべきであった。やや細かい部分ではあるが、確実に点数は振られているはずである。

・理由提示の程度の当てはめにおいて、「本件処分の根拠法規が一切記載されていない」ということを指摘したが、「どの条例・規則に違反したかが記載されていない」ということを指摘すべきであった。加えて、具体的な事実関係が一切記載されていないことも指摘すべきであった。

 

 

 こんな感じですかね〜。本問は簡単ですが、だからこそ、一つでも論点を落としたり誤った理解を示すと、A評価をとるのは厳しいと思います。個人的には、「論点に飛びつかない」、「条文を忘れずに引用する」というごく基本的な部分ができていないことを再確認しました。良問です!

 

 今日の一曲…BENI - 夏の思い出