予備試験無双

令和2年予備試験合格(短答・論文・口述全て二桁前半の順位)

平成28年予備試験行政法

 こんにちは、アポロです。毎日過去問生活24日目、今日は平成28年予備試験行政法を解きました。

 実際に答案を書いたのは、10ヶ月ぶり2回目です。かかった時間は70分でした。

 

 

〜個人的な反省〜

・設問1について、「狭義の訴えの利益に関する一般論を展開」(出題趣旨より)すべきであった。

・設問2の手続上の違法性について、平成23年判決の規範を正確に示せなかった(当てはめにも少なからず連鎖した)。

・全体的に、「具体的な主張→具体的な反論→論点の問題提起→規範定立→当てはめ→結論」という流れがくどかった。「端的な主張→端的な反論→規範定立→当てはめ→結論」という形で十分だった。無駄な記述を全て削れば7〜8行浮いたので、その分で実体上の違法性の当てはめレベルでも反論を書けた。出題趣旨によれば、「Xに有利となる事情とXに不利となる事情をそれぞれ踏まえた上で、処分基準に即して裁量権の逸脱・濫用の有無を検討することが求められている」。

 

 

 こんな感じですかね〜。本問は特別難しいことが聞かれているわけではないですが、現場でミスなく答案を書き上げるというのは至難の業だったと思います。出題当時は最新判例である平成27年判決の理解が正面から問われ、しかも書くべきことがかなり多く、さらにそれを主張反論で書かなければならないからです。ただ、この出題形式は令和元年まで踏襲されており、上記判例は言うまでもなく超重要であり、当てはめの練習にもなることからすれば、繰り返し解く価値がある問題であることには間違いないです。良問です!

 

 今日の一曲…Tom Morello - How Long (feat.Steve Aoki & Tim Mcllrath)