予備試験の刑法攻略
明けましておめでとうございます、アポロです。
今日は「予備試験の刑法のコスパ良い勉強法」について書きます。
〜分析〜
・論点抽出は比較的容易で、現場思考で解くものも少なく、当てはめで勝負が決まる
・三段論法を展開する時間的紙面的余裕がないこともあり、事務処理能力も問われる
・比較的「実力」が点数に反映されやすい
〜指針〜
・各論点の体系的な位置づけを理解し、体系的な矛盾だけは起こさないようにする
・重要な論証は瞬時に再現できるようにし、基礎知識に穴をつくらないようにする
・80分以内に三段論法崩し・丁寧な当てはめ等のメリハリある答案を書く訓練をする
〜2019年度予備試験と今後の予想〜
・横領と背任・文書偽造・2項強盗殺人・ウェーバー・因果関係の錯誤が問われた
・上記各論点をどれだけ丁寧に検討できたかがそのまま評価に反映された印象
・来年度の出題は、正当防衛、共同正犯、窃盗罪あたりと予想
この科目のコスパは良いですね。現場思考的な要素が少ないので、そのまま実力が評価に反映される気がします(実際、大半の合格者は刑法C以上)。また、一度実力をつけるとその維持が比較的楽と言われているので(おそらく「知識」ではなく「思考の枠組み」が重視される科目だから)、その意味でも安定しやすい科目だと思います。ただ、それだけに大きい論点を1つでも落とすと一気に周りと差をつけられてしまうので、その意味では怖い科目でもあります。要は、「いかに周りと差をつけられないか」という意識で日頃から取り組み(皆ある程度得意なので差をつけることは困難)、本番でもその意識で答案を書くことが大事なんだろうと思います。
〜具体的な勉強計画〜
・旧司法試験・論証・刑法事例演習教材を完璧にする
・構成要件と論点の関係・当てはめの相場感・よくあるパターンも暗記する
・メリハリある答案を80分以内に書く練習をする
こんな感じですかね〜。刑法は徹底的に守り抜くべき科目だと思うので、民事系のノリで修正(?)的なことをしないように注意したいです笑。なので、本番で確実にA評価を取るために、「書き負けない」、「冒険しない」、「焦らない」の3つの「ない」を意識して勉強していきます!