コンプリート論文答練 民事訴訟法 第1〜4問
こんにちは、アポロです。
『コンプリート論文答練 民事訴訟法 第1〜4問』の答案が返却されたので、その反省と今後の勉強の指針について書きます。
〜第1問…34点(推定A)〜
・形式面で減点されたが、現実的な書き方なので仕方ない(伊関テクニック)
・設問1(1)は現場思考にしてはよく書けた
〜第2問…33点(推定B)〜
・弁論主義の適用範囲を書き忘れた(猛反省)
・積極的釈明義務は論点を知らなかった笑(釈明の一般論は書けたが)
〜第3問…38点(推定A)〜
・既判力の主観的範囲・基準時に一切言及していなかった(反省)
・基準事後の形成権行使の論点を書いてしまった(本問では不要)
〜第4問…38点(推定A)〜
・独立当事者参加の趣旨を書き忘れた(趣旨から考えるという姿勢の欠如)
・控訴の取下げと訴えの取下げを混同し、不要な論点を大展開した(猛反省)
〜総括〜
・平均が目標の7割を超えており、一応安定している
・弁論主義の適用範囲・既判力の主観的範囲・基準時などの超基礎論点を落とした
・知っている論点に飛びついて無関係の論点を大展開することが多かった
・制度趣旨を書き忘れることがあった
〜今後の勉強の指針〜
・論点の知識は多ければ多いほど有利なので、貪欲に知識を吸収する
・旧司法試験の答案構成を繰り返して、論点落としがないかを丁寧にチェックする
・「知っている論点に飛びついてないか」を意識して初見の問題を書く
・「制度趣旨」等の当たり前の知識も丁寧に答案に表現する意識で書く
点数だけ見れば悪くないですが、個人的にはかなり反省点が多い内容でした。
①超基礎的な論点を書き忘れることが多い
これはかなりやばい癖だと思います。既判力の主観的範囲や基準時は特に問題にならないと考えてあえて書かなかったのですが、弁論主義の適用範囲をスルーするのは一発アウトのレベルだと思います。二度とこの類のミスはしないように気をつけます。
②不要な論点を大展開することが多い
最近、自信のある科目(民訴と刑法)では、知識をひけらかすような答案になった結果基礎的なことを書かないというやばい答案が続出しています笑。本当に危ない癖(知識あるのに何回も試験落ちるやつの癖)なので、修正します。一応これには2パターンあると思っていて、単純に論点の理解不足のパターン(今回でいう基準時後の形成権行使)と問題の空気が読めていないパターン(今回でいう取下げの同意)です。前者は論外なのでやってはいけないですが、難しいのは後者かと思います。つまり、「一応問題になるけどそこが聞きたいわけじゃない」という論点については、そもそも書くべきか悩ましく、書くとしてもどこまで書くかは悩ましいです。そこで、その際に意識したいのが「周りの受験生がこれを書いてくるか」という視点です。その視点で考えれば、取下げの同意の論点(論点ですらない?)なんて周りの受験生が書かない→素直に上訴人の論点書くか、という思考回路になったはずです。仮に出題意図から外れても、これだと致命的にはならないはずです(周りも書けていないので)。得意科目でホームラン答案を狙うような姿勢は不合格に直結するので、改めます。
③制度趣旨を書かないことが多い
わからない問題が出たときこそ、とりあえず制度趣旨を書く姿勢は大事ですよね。「当たり前」と思って書かないことも多いので、この姿勢も改めます。
今までは民訴が一番得意で一番好きだったのですが、最近はそうでもなくなってきました笑。試験に受かるという観点で、理解が点数に必ずしも直結しないこの科目は取り組み方が難しいです。インプット面ではなくアウトプット面に課題の多い科目だと感じたので、上記反省を活かして3月にまた勉強します!