予備試験無双

令和2年予備試験合格(短答・論文・口述全て二桁前半の順位)

平成27年予備試験法律実務基礎科目(民事)

 こんにちは、アポロです。毎日過去問生活16日目、今日は平成27年予備試験法律実務基礎科目(民事)を解きました。

 実際に答案を書いたのは、10ヶ月ぶり2回目です。かかった時間は76分でした。

 

 

〜個人的な反省〜

・設問2(2)…「解除の抗弁なのでOK!」と短絡的に考えてしまい、間違えた。第一に、解除の抗弁ではせり上がりが生じるという知識をアウトプットできていないという問題がある。第二に、「その事実のみをもって」という問題文の誘導に気付いていないという問題がある。このようなミスは致命傷になり得るので、反省する必要がある。

・設問3(1)…問題の意図がよくわからず、二段の推定を書いてしまった。これは論外である。出題趣旨によれば、「代理人が署名代理の方法により文書を作成した場合における文書の成立の真正」について聞きたかったのだという。要は、「署名代理の作成者は代理人A」ということと、「本件売買契約書の成立の真正に自白が成立し、不要証」ということから、「作成者はA」という答えを期待していたのだろう。ただ、現場レベルでは、何をどこまで書くべきか、非常に悩ましい問題である(二段の推定は作成者をYと認めて初めて出てくる議論なので、Aを作成者とする立場からは余事記載)。その意味では難問といえる。多くの人が的外れなことを書いているので、結果的には大したミスではなかった。

・設問3(2)…「30万円は大した差ではない」と読める箇所があり、事実の抽出も評価も微妙であった。「価格の変遷」という客観的事実に着目し、そこからYが減額可能であったという内心を推認するのが正しい評価だと思う。本問は、様々な事実の抽出・評価の仕方があり得る。そのため、例年以上に想像力を要する問題であり、かなり実務に近いのではないかと感じた。その意味では難問といえる。

・設問4…規定22条1項、36条を指摘できなかった。

 

 

 こんな感じですかね〜。設問3は難しかったので、ある程度の減点は仕方ない気はします。ただ、設問2(2)は基本的な問題であり、ここを落としたのはまずかったです。要件事実のアウトプットが課題だと再確認しました。

 

 今日の一曲…Taylor Swift - London Boy