予備試験の商法攻略
こんばんは、アポロです。
今日は「予備試験の商法のコスパ良い勉強法」について書きます。
〜分析〜
・「論点ズバリ」の問題と「条文操作」の問題が半々くらい
・現場思考で解くものも多い
・比較的「実力」が点数に反映されやすい
〜指針〜
・論証の暗記だけでなく条文操作の練習もする
・請求に従って要件を検討する中で論点を見つける訓練をする(民法的思考)
・短答プロパーと思われる条文にも目を通す
〜2019年度予備試験と今後の予想〜
・設問1は、非上程事項の決議・特別利害関係という典型論点が出た
・論点の抽出自体は容易なので、論証の正確性などの事前準備で差がついた
・設問2は、譲渡制限株式の承認や定足数に関する問題
・具体的な問題の所在を的確に指摘できない人が多く、全体的な出来は良くない
・来年度の出題は、利益供与、競業取引、取締役の対第三者責任あたりと予想(周期的に、もしかしたら手形小切手法・商法?)
この科目のコスパは良くも悪くもないですね。事前準備と現場思考の両方がバランス良く求められる気がします。あと、少なくとも僕の周りの合格者(上位合格者含む)では、商法だけEとかいう人は結構多いです。つまり、受験生全体の出来が悪いため、最悪失敗しても何とかなる科目だと思います。ただ、個人的には商法の論文に苦手意識はないため、目標はAに設定します。
〜具体的な勉強計画〜
・『問題研究』で基礎を完璧にする(特に旧司法試験の問題)
・論証と条文操作は完璧にする(マイナー分野も必ず目を通す)
・『事例で考える会社法』で応用力をつける(取捨選択の必要性は高い)
・手形小切手法と商法も最低限書けるようにする(万が一に備える)
・平成26年改正で加わった条文や最新判例も注意深く勉強する(意外と出る)
こんな感じですかね〜。商法を得意にすれば上位合格が見えてくるので頑張ります!