予備試験無双

令和2年予備試験合格(短答・論文・口述全て二桁前半の順位)

予備試験の商法攻略

 こんばんは、アポロです。

 今日は「予備試験の商法のコスパ良い勉強法」について書きます。

 〜分析〜

 ・「論点ズバリ」の問題と「条文操作」の問題が半々くらい

 ・現場思考で解くものも多い

 ・比較的「実力」が点数に反映されやすい

 〜指針〜

 ・論証の暗記だけでなく条文操作の練習もする

 ・請求に従って要件を検討する中で論点を見つける訓練をする(民法的思考)

 ・短答プロパーと思われる条文にも目を通す

 〜2019年度予備試験と今後の予想〜

 ・設問1は、非上程事項の決議・特別利害関係という典型論点が出た

 ・論点の抽出自体は容易なので、論証の正確性などの事前準備で差がついた

 ・設問2は、譲渡制限株式の承認や定足数に関する問題

 ・具体的な問題の所在を的確に指摘できない人が多く、全体的な出来は良くない

 ・来年度の出題は、利益供与、競業取引、取締役の対第三者責任あたりと予想(周期的に、もしかしたら手形小切手法・商法?)

 この科目のコスパは良くも悪くもないですね。事前準備と現場思考の両方がバランス良く求められる気がします。あと、少なくとも僕の周りの合格者(上位合格者含む)では、商法だけEとかいう人は結構多いです。つまり、受験生全体の出来が悪いため、最悪失敗しても何とかなる科目だと思います。ただ、個人的には商法の論文に苦手意識はないため、目標はAに設定します。

 〜具体的な勉強計画〜

 ・『問題研究』で基礎を完璧にする(特に旧司法試験の問題)

 ・論証と条文操作は完璧にする(マイナー分野も必ず目を通す)

 ・『事例で考える会社法』で応用力をつける(取捨選択の必要性は高い)

 ・手形小切手法と商法も最低限書けるようにする(万が一に備える)

 ・平成26年改正で加わった条文や最新判例も注意深く勉強する(意外と出る)

 こんな感じですかね〜。商法を得意にすれば上位合格が見えてくるので頑張ります!