予備試験無双

令和2年予備試験合格(短答・論文・口述全て二桁前半の順位)

コンプリート論文答練 法律実務基礎科目(民事) 第1〜4問

 こんばんは、アポロです。

 『コンプリート論文答練 法律実務基礎科目(民事) 第1〜4問』の答案が返却されたので、その反省と今後の勉強の指針について書きます。

 

〜第1問…35点(推定A)〜

 ・代償請求の訴訟物・請求原因事実が書けなかった

 ・「即時取得における悪意」を忘れてた

 

〜第2問…36点(推定A)〜

 ・民事保全法53条を書き忘れた

 ・「再抗弁」の理解不足により現場思考の問題を間違えた

 

〜第3問…29点(推定C)〜

 ・金銭債権の保全なのに占有移転禁止の仮処分を書いてしまった

 ・遅延損害金の請求の趣旨を正確に書けなかった

 ・代物弁済の要件事実を書けなかった

 ・準備書面を1.5頁書いたら大減点された笑

 

〜第4問…24点(推定D書き直し)〜 

 ・賃貸借の請求原因事実を正確に書けなかった

 ・設問2で理由付否認に一切言及しなかった

 ・条件付執行文について誤った理解をしていた

 ・筆跡対照と筆跡鑑定の条文を間違えた

 

 

〜総括〜

 ・訴訟物・請求の趣旨・請求原因事実が完璧に書けないことが多かった

 ・民事執行法民事保全法の理解不足が目立った

 ・現場思考型の問題をことごとく間違えた

 ・準備書面の問題は全体的に評価が高かった

 

〜今後の勉強の指針〜

 ・訴訟物・請求の趣旨・請求原因事実の1問1答を「完璧」にする

 ・民事執行法民事保全法の頻出分野を総復習する

 ・現場思考型の問題は苦手だと割り切り、そこに時間をかけすぎない

 ・準備書面は1頁の中に書くことが多いので、意識的に字を小さく書く

 

 この科目は結構前から勉強していたので、正直、ショッキングな結果でした。でも答案と向き合ってみると、基礎的な部分の理解が怪しいことが多く、実力がそのまま点数に現れている気がします。今のままだとB評価程度の実力しかないように感じますし、合格者の約7割がA評価を取るこの科目でそれは不十分です。反省としては、全体的に「何となく」の理解が多かったです。もちろん他の科目でもそのような部分は少なからずあるのですが、この科目は一言一句間違えずに書くことを要求されることが多いので、そのような減点が積み重なってこの結果なのかな、と考えています(そもそも理解が誤っていた箇所は論外)。要は、学習の仕方が「甘かった」ということに尽きるので、この悔しさをバネに、本番では絶対にA評価が取れるように勉強します。

 さて、短答まで残り100日を切ったということで、最近は短答の勉強の比率も結構増やしています。今年は200点以上取って余裕で合格したいです(去年は150点)。てことで、短答合格後にこの科目を詰めます!