予備試験無双

令和2年予備試験合格(短答・論文・口述全て二桁前半の順位)

平成29年予備試験刑法

 こんにちは、アポロです。毎日過去問生活35日目、今日は平成29年予備試験刑法を解きました。

 実際に答案を書いたのは、9ヶ月ぶり2回目です。かかった時間は79分でした。

 

〜個人的な反省〜

 ・真面目に書き過ぎているせいで、時間ギリギリになった(刑法は80分に設定)。以下のような省略できる部分は大胆に省略すべきだった。

 ①「劇薬」を引用する必要はなかった。

 ②「ミリリットル」は「ml」で十分だった。

 ③「不能犯の判断基準が問題となる。」と問題提起する必要はなかった。

 ④甲の罪責で、Yによる殺人の部分でも不能犯を検討したが、甲の指示行為を実行行為と捉える以上、これを検討する必要はなかった(乙が3mlしか注射しなかったのは、せいぜい因果関係の錯誤の問題にすぎない)。

・乙の業務上過失致死罪について、「業務」の定義を示せなかった。

・乙の虚偽診断書行使罪について、Dに渡した行為を「行使」と認定してしまった。

 

 

 こんな感じですかね〜。総論の理論面・各論の細かい犯罪についてネチネチ聞いてくるだけで、解いてて全然楽しくない問題です。当てはめではなく規範レベルで結論が分かれてしまう問題なので、議論のしようがないです。書くべき内容は明白なので、それを書き切れれば合格レベル、という単純な問題でした。そのため、例年以上に「答案作成のテクニック」が問われました。私の場合、どうしても丁寧に答案を書いてしまい、時間ギリギリになることが多いです。本問は内容面でどこを省略すべきか非常に悩ましかったです。結局、出題趣旨にある総論の論点のうち、「隔離犯における実行の着手時期」以外は全て三段論法しました。ただ、細かい部分で言えば、上述のような省略できる部分は沢山あったので、そこは積極的に省略していくべきだったと反省しています。もう少し「雑に書く」練習をした方が良いと感じました。

 

 今日の一曲…味噌汁's - ジェニファー山田さん